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〜はじめに〜

かつてNOVAで上演をしたことのある四つの作品を朗読劇として上演することになりました。
いずれの作品も生と死が関係していて、それでいて最期には温かく少しだけ背中を押してくれる…優しい春の風のような物語ばかりです。
2月はまだ寒い時期ではありますが、あなたの心をほんの少し温められますように。
あなた様のご来場を、劇場でお待ちしております。

公演概要

脚本/演出 桐山瑛裕(Bloom Lab.)
企画/製作 NOVA.company



【開催日程】

2月10日(月) 19:00~【全チーム合同での前夜祭トークイベント★】
2月11日(火) 19:00~【雨★】
2月12日(水) 19:00~【遠★】
2月13日(木) 19:00~【銀★ 】
2月14日(金) 12:00~【バレンタインイベント】/19:00~【泡★ 】
2月15日(土) 12:00~【雨】/16:00~【遠】/19:30~【銀】
2月16日(日) 12:00~【遠】/16:00~【雨】/19:30~【泡】


雨=雨降る正午~(全3回公演)   遠=遠く吠えて~(全3回公演)
泡=泡沫の空に~(全2回公演)   銀=銀河鉄道のなかで(全2回公演)

 

★=終演後にチェキ会を開催

(参加キャストについては詳細をご覧ください
※各作品の上演時間は90分程度を予定。

 
【備考】
・会場のOPENは開演開始の20分前から行います。

​※チェキ会開催公演は30分前から開場となります。
・OPEN時の入場順は整理番号の順にご案内いたします。
(SS→S→A→U22の順。OPENの案内以降はご来場順の入場となります)

 

【 チケット料金】

■SS席=7,800円(最前列保証+特典)

■S席=6,500円(2列目のお席+特典)

■A席=5,000円(3列目以降のお席)

■U22=2,000円(22歳以下対象、座席指定不可)


※特典内容…希望キャストのブロマイドシール1枚(非売品/電子サイン入り)


【会場】
Route Theater
〒171-0051
東京都豊島区長崎5丁目1−32 城北日専連ビル地下1階(旧:てあとるらぽう)

西武池袋線 東長崎駅から徒歩1分

【スタッフ】

脚本/演出:桐山瑛裕(SUPERNOVA)

音響:森岡裕介

照明:安彦(株式会社OverTheClip)

主題歌 kasa.(※雨降る正午/遠吠え花火/泡沫に光)
音楽 rui ogawa(※遠吠え花火/泡沫に光)

演出補佐/関西弁指導:鶴野有紗

衣装:NOVA.company

制作:NOVA.company

票券:NOVA.company

当日運営:Boo Boo project

 

企画/製作:NOVA.company

雨降る正午、風吹けば

<上演日程>

①2月11日(火)19:00〜(チェキ会あり)

②2月15日(土)12:00〜

​③2月16日(日)16:00〜

​<あらすじ>

死して尚、生きるものがある___


昭和四年、ニッポン。自身の罪を描いた連載小説「雨降る正午」の作者・坂本治郎は震災孤児の少女と出会う。

少女に“風子”という名前を授け、長い年月を経て2人は本物の家族のようになってゆく。

それから数年後、坂本は不治の病である結核を患い…。

戦争、不景気、震災、疫病。ありとあらゆる不幸の中で小さな幸せを見つける、「何を遺すか」の物語。

三好大貴

坂本治郎(さかもとじろう)

 …三好大貴(劇団Patch)

小説家。 自身の罪を書き綴った小説「雨降る正午」を発表し続けている。

幼い頃に自らが原因となって母を亡くし、以来その幻影に苦しめられ続けている。 「締切破りの坂本治郎」と評されるほどルーズな性格。

洋文化も好み、永井平治からは「ハイカラもそこそこにしておけ」と釘を刺されている。

風子(ふうこ)

 …杉咲杏奈(Bloom Lab.)

数年前に東京を襲った地震により家族を失った少女。

傷と泥にまみれ、長い孤独から自身の名前すら思い出せないようになってしまう。

梅雨の日、バス停で雨宿りをしていたところを治郎に拾われ、新たな名前と人生を授かる。

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永井平次(ながいへいじ)

 …薗一輝(Bloom Lab.)

治郎の担当編集者。 ガサツで乱暴な性格とは裏腹に、仕事への情熱と愛情も持つ。

過去には結婚もしていたが、子供が出来なかった事を理由に妻に逃げられている。

煙草と酒を好んでいる。

柳秀明(やなぎひであき)

 …桑原勝

永井の後輩にあたる若者。 何事にも好奇心旺盛で活発的な性格をしている。

一目惚れしやすい性格で、山本に恋心を抱いている様子。

「雨降る正午」の隠れファン。

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山本幸恵(やまもとゆきえ)

 …星波

町医者。自宅と兼用の診察所を営んでいる。

治郎と交際をしていた過去を持っている。

優しく穏やかな性格から風子にも懐かれている。

今は亡き母

 …熊野ふみ

治郎の母親。 雨降る正午に、川に溺れた治郎を救う為に飛び込み、亡くなった。

元から足を悪くしており、歩く時もどこかおぼつかない様子。

生前は作家として女手一つで生計を立てていた。

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遠く吠えて花火をあげる

<上演日程>

①2月12日(水)19:00〜(チェキ会あり)

②2月15日(土)16:00〜

​③2月16日(日)12:00〜

​<あらすじ>

命を、捨てました。そしたら、愛を知りました___


小さな古民家「ハッピーブルース(幸せな憂鬱)」に集まった人々は過去に自死を望み、同じサイトに応募した疑似家族たちだ。

そこへ新しく入居することになった青年・ウツロは、何の因果か学生時代に青春を共にした女性の妹であるユメと出逢う。

家族の一員としてウツロを迎え入れ、日陰の元で幸せな日々を送っていたが、

みんなのマスコットであったコンちゃんが突如として入水自殺をしてしまう。

コンちゃんの死をキッカケに家族たちは崩壊を始め…

始まりから終わり、そして新たな一歩を描いた儚くも温かい家族の物語。

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ウツロ…笠原織人

生きる理由も死ぬ理由も見つからない無気力な青年。

不思議な空気を纏い、この家に対して妙な偏見も持たない。

「何となく」で死を望んでSNSの集団自殺サイトに応募したところ、ユメから【HappyBlues】への入居を誘われる。

かつて葉月シノブと友人関係にあり、恋心に近い感情を抱いていた。

ユメ…岩倉あずさ

古民家【HappyBlues】の主催者。

現役の女子大学生。

自殺志願をした人たちを集め、家族のように扱う。

実姉である「シノブ」の自死を受けて以来、辛い時も笑顔でい続けねばならない呪縛を背負う。

気持ちを落ち着かせる時に折り紙を折る癖がある。

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ハラダ…さひがしジュンペイ(おぼんろ)

過去にハラスメントで大炎上して業界を引退した大物演出家。

乱暴で横柄、更にデリカシーのない性格。

然しながら妙に綺麗好きで小心者な一面も持ち合わせる憎めない男。

アゲハとは犬猿の仲。

ユメのことをこの家の中で最も慕っている。

モモノスケ…碕理人

新人賞を取った作品が「盗作」であることが判明して追放された若手漫画家。

みんなの中では後輩男子的なポジションで、良い意味でナメられている。

一度も交際経験がない事がコンプレックス。

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ルイ…斉藤真木子

SNSを中心とした若者に大人気の現役タレント。

外ではキラキラとした女性らしい笑顔を振る舞っているが、とうの本人はサバサバとしており、性格もどちらかと言えば男らしい。

【HappyBlues】における太陽のような存在。

みんなで笑える時間だけは、自分でいられた。

アゲハ…松田彩希

男性に対する愛情や性欲を失った性風俗業従事者。

常に煙草を手に持ち、気だるげな様子で煙を吹かしている。

性格はかなりキツく、暴言や喧嘩も日常茶飯事だ。

しかし意外と面倒見も良いようで、家計簿などはアゲハがつけているという。

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ソメ…宮沢雪乃

ハラスメントだらけの会社に勤めるOL。

「退職代行サービス」を利用して会社を抜けようとしたところ、

業者のミスにより辞めることは叶わず。

更に会社から違法な賠償金を請求され、借金まみれになってしまった。

家の中では一番大人しく、食事の際も常に端の席にこっそり座っている。

コンちゃん…安孫子宏輔

アルコール依存症の男性。

周囲のみんなを和ませるマスコットキャラクター的な可愛さがあり、常にピエロのような明るさを孕んでいる。

しかしある日、彼は海に身を投げて亡くなってしまう。

その日から【HappyBlues】の歯車が狂いだし...

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銀河鉄道のなかで

<上演日程>

①2月13日(木)19:00〜(チェキ会あり)

②2月15日(土)19:30〜

​<あらすじ>​​

つまらない話だ____


作家・宮沢賢治が病死した後に迷い込んだのは自身が描いた未完の作品「銀河鉄道」のなかであった。

そこへ稀代の作家・太宰治が乗り込んできてしまう。

正反対の性格をした二名がいがみ合っていると、何故か令和を生きていた女子高生・穂乃果が乱入してきて…⁉ 

一方その頃、穂乃果の死を未だ受け入れられない友人たちの物語も同時に進行するのだった。

ほんとうのしあわせとは、なんだろう。

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太宰 治

 …鷲尾修斗

本作の主人公。

「斜陽」などで大ヒット作品を産み出した文豪であるが人間性に難があり、愛人を作っては何度も自殺未遂を試みている。

この世界に絶望して何の期待も抱いていない。

作家の色気と独特のカリスマ性を持ち合わせている。

宮沢 賢治

 …細川陽平(Bloom Lab.)

本作のもうひとりの主人公。

「銀河鉄道の夜」の作者。 自己犠牲の精神が強く、自らが犠牲になることで誰かを救えるのであればそれさえ厭わないという気持ちが強い。

真っすぐで愚直な男。田舎の生まれであり、生前は誰にも知られない無名の作家であった。

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穂乃果(ホノカ)

 …白石真菜

太宰と賢治の作品を読み続けてきた現代の女子高生。

文豪オタク。 彼等の歴史にも詳しい。

宮沢 トシ

 …樹くるみ

宮沢賢治の実の妹。兄のことを尊敬して支え続けてきた。

自らも作家として詩などを発表していた。

凛とした性格で自ら死を選んだ太宰のことを正面から否定する。

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ジョバンニ

 …宮地海人

「銀河鉄道の夜」に登場する主人公。

貧乏な家に産まれ、漁に行ったきりの父親を待ち続け、 病気持ちの母親を懸命に支える少年。

カムパネルラのことを唯一無二の親友として慕っている。

カムパネルラ

 …比奈本しおん

「銀河鉄道の夜」に登場する主人公。

裕福な家に産まれ、クラスメイトからも好かれる好青年。

ジョバンニのことも差別せずに一人の友達として大切に扱っている。

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車掌

 …遠藤巧磨(END es PRODUCE/SPIRAL CHARIOTS)

「銀河鉄道の夜」に登場する男。

原作ではその実態が語られることがほぼなく、謎の多い人物として描かれているが、本作においては飄々とした性格で二人の文豪が喧嘩をしている様子を見て柔軟に対応し、その様子を楽しんでいる。

清水 春(シミズハル)

 …長南舞

現代に生きる女子高生。
明るく誰とでも平等に接することが出来、人見知りだった穂乃果ともすんなり友人関係になる。

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松村 恵美(マツムラエミ)

 …辻ニイナ

現代に生きる女子高生。
ややキツめの性格からクラスでも孤立していたが春によって穂乃果とも友達になれた。

泡沫の空に光を飛ばした

<上演日程>

①2月14日(金)19:00〜(チェキ会あり)

②2月16日(日)19:30〜

​<あらすじ>​​

伸ばしても届かない光にさえ、祈るのだ____


児童養護施設出逢った五名の幼馴染。そこは職員による暴力が横行する地獄のような場所であった。

だがある日、皆の憧れの存在であった毬井くんが救ってくれた。職員の両目をえぐるという最悪のカタチをもって…。

事件から十年後、彼らが逃げたのは兵庫県の淡路島。遠くには蛍のようにキラキラと照らされる港が見える、穏やかな場所だ。

そんな平穏を送っていたある日、毬井くんは逃亡犯として姿を表す。

被害者である雨宮唯は、生きた印を遺す為に彼のことを描いた物語を世に出すと決心するが…。

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雨宮 唯(アマミ ヤユイ)

 …熊里あかり(Bloom Lab.)

児童養護施設「ひかり学園」の出身。

妄想癖があり、自らが描いた理想の世界をノートに書き記している。